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殺されたミンジュ

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原題はone-on-oneというのだそうです。
ポスター等をみると残虐で怖そうな印象ですが怖くないです。血は出ますが残虐でもない。マンガ的です。

キム・キドクは昔ハマリ、絶賛してた頃があります。
でもそれを強調するとドン引きされたりしたなぁ。

いつの頃からか、そんなテーマで作る意味ないのではないかとか、ちょっと悪ノリ、軽ノリが過ぎる気がして観るのをやめましたが、久々に復活です。
結局たくさん見たが、今一番印象的だったのは初期の「受取人不明」と「サマリア」です。

この映画は事前情報を入れてしまったので、あまり楽しめませんでしたが、メッセージ性は強いとおもいます。
けれどそのメッセージに重さがない。学生が一生懸命背伸びをして意味ありげな意図を安っぽい作品に無理やりこめたような軽さも感じました。
R18指定ですがこれは子供向けの映画だ。若く多感なヒトがみたら影響されちゃうかもしれません。

キム・キドクの映画の特徴は重く、嫌なテーマで、セリフも少ない、あるいはセリフがないものが多いですが、展開が速くマンガ的で飽きさせない、見やすいという面もあります。
この映画は彼がほとんどの技術的役割を担い、わずか10日で撮影したそうで、フィルムだから?ギリギリ質感があるが、撮影がひどく安っぽくも感じ、コンパクトカメラの自主製作でもこれくらい作れそうと制作の視点でみると参考になる部分が多かったです。

相変わらず、タブーに切り込むような痛ましいテーマの作品を撮り続けるのでしょうが、もう少しずっしりと重厚感のある、映画にふさわしい作品作りをして欲しいなとおもいます。それができる才能なのだから、きっと。寡作でもいいからさ。

と、感動も共感もしない作品でしたが、見て損はないくらいの作りにはなってるかな。

実験か、コスト削減か、同じ役者が8人分演じているのが変わってますが、それが作品に+効果になってる面は皆無です。

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