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ピルグリム

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アメリカの諜報組織に属する十万人以上の諜報員を日夜監視する極秘機関。この機関に採用された私は、過去を消し、偽りの身分で活動してきた。あの9月11日までは…

引退していた男を闇の世界へと引き戻したのは“サラセン”と呼ばれるたった一人のテロリストだった。彼が単独で立案したテロ計画が動きはじめた時、アメリカは名前のない男にすべてを託す!巨大スケールと比類なきスピード感で放つ、超大作サスペンス開幕。

原題は「IAM PILGRIM」
日本だと文庫で3冊

ピルグリム〔1〕 名前のない男たち
ピルグリム〔2〕ダーク・ウィンター
ピルグリム〔3〕 遠くの敵

となる。
〔1〕はサブタイトルの通り、登場人物の2人、諜報員のピルグリムとテロリスト、サラセンの来歴だけで終わるという、壮大なストーリー。好き嫌いを超えてこれは大傑作と評価せざるを得ない。

事実に基づいたものではないが、テロリズムの仕組みやアメリカ民主主義(帝国主義)とイスラム国とは?などの根底にあるものがわかるような気がする内容。世界史の授業などふっとばしてこういう小説を高校生には読ませたい。読むべきだ。

物語はニューヨークの殺人現場から始まり、最後はアメリカを狙うバイオテロにまで発展していく。かつて「青の騎手」と呼ばれた伝説のエージェント,ピルグリム(コードネーム)と、過酷な人生を通して人類滅亡の危機絵を招くバイオテロを画策するテロリスト、サラセンとの息詰まる攻防。

結末は愛が神に勝つような収束でムムム・・・だが、グイグイと読ませる力があり夢中になった。
これほど夢中になった読書体験はない。

両主人公といえるスパイとテロリストの対決構造だが、どちらかというとテロリストの方が冷静であり人格者であり心の清らかな人物である。それは現実社会も同じであろう。

この小説を地でいく、模倣するようなテロがいつかきっと起こるかな。

これも映画化が決まったのかもう映画になったのかしらないが、せいぜい頑張ってくれ。

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