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その雪と血を

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オーラヴ・ヨハンセンは殺し屋だ。今回の仕事は、不貞を働いているらしいボスの妻を始末すること。いつものように引き金をひくつもりだった。だが彼女の姿を見た瞬間、信じられないことが起こる。オーラヴは恋に落ちてしまったのだ……。雪降りしきる70年代のノルウェーを舞台に、世界で著作累計2800万部を突破した北欧ミステリの重鎮が描く、血と愛の物語。

「Blood on Snow」
ジョー・ネスボ
1960年ノルウェー、オスロ生まれ

北欧に戻った。コテコテだがやはり肌に合う。
とても短い作品なので一気読み必至だ。

情景が目に浮かぶ。映画のよう。名もなき殺し屋といっても冷酷非道で心のない男ではなく不器用な生き方しか出来ぬ小さな人間だ。
デカプリオが映画の権利を買ったと帯にあったが、映画はもう出来ているのかな。彼が主演しちゃうのかな。ちょっと違和感が。

ボスの妻が標的だが、観察しているうちに恋してしまい、浮気相手を殺してしまう、が、その浮気相手が!

愛する女は憧れや理想の先にあるのではなく、身近に、放っておけない、恋より哀れみを感じるような存在にこそある。
不器用な男、殺し屋の当然の末路だが、この時代設定や空気感、文章が最高である。
いい作家が作れば素晴らしい映画になるはずだ。

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