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猛き箱舟

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あの「灰色熊」のような男になりたい。香坂正次は胸に野心を秘め、海外進出日本企業の非合法活動を担うその男に近づいて行った。彼に認められた正次の前には、血と暴力の支配するアフリカの大地が開けた。その仕事は、砂漠の小さな鉱山を、敵の攻撃から守ることだった―人の世の地獄、野望と絶望を謳いあげた大ロマン。

捨てても捨てても狭い部屋は本でいっぱいになってしまうが、そのほとんどの本はいらない。また引っ越す事があれば処分するだろう。
しかし死ぬ時まで唯一持っていたい、棺桶に入れて欲しいとおもうのがこれだ。

もう故人となってしまった船戸与一。最後の作品群だけを残して全部読破したがこれを超えるものはないかな。
かなり古い本で冒険小説とかビルドゥングスロマンという言葉はもう死語かもしれぬし、こういう作家は今の世代に受けないだろう。船戸が書くテーマももうなくなってきた。唯一あるとすればイスラム国の世界くらいか。

内容は他に譲るが、復讐だけが生きる支え、意味だとしても私はそういう生き方を肯定したい。

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PHP CSS わかんないけどわかります。Webが出来るから下請けしようではなく、自分で生かして食っていこうな人です。

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