一部のサイトを実験的にPWA化してみました。PWAとはモバイルのWEBページでネイティブアプリのようなUXを提供するためのもので、サイトをスマホのアプリのように変えてくれる技術です。
Super Progressive Web Apps
一番評価の高いこれを使ってみましたが、驚くほど簡単にPWA化でしました。
もっと複雑だろうとおもっていたら、猿でもわかる簡単操作でした。
使い方については以下が詳しいです。
スマホで自分のサイトを訪問すると、このアプリをホームに設置しますかというメッセージが出てきます。設置すると見事にスマホのトップ画面に自分のサイトのボタンが作成されていました。
PWAのすごいところはオンラインだけでなくオフラインでも閲覧できること。そして表示が高速です。何もストレスがありません。オンライン状態ですと気になるGoogleアドセンスその他、連携ものも動作します。
と、ここまで書いてPWAはいい事づくめのような気がしますが、いくつか疑問もあります。
アプリばかり利用されてサイト自体のアクセス数が減るのではないか、サイトのアクセスとカウントされるのか?
アンドロイドに最適化されるが、i-phoneは基本使えない、あるいは段階的に使えるようになる・・・とか
そして何より、アプリ化するほどのサイトって何だろうと考えた時、かなりモノを選ぶという事だ。
普通のコーポレイトサイトをアプリ化しても誰も好んで使わないだろう。そんなものいらない。
やはり、ポータルサイトのような情報更新性の高いサイト
楽しい、役立つ、コンテンツが揃ったサイト
スターターになりえるサイト
そういうものでなければ意味がない。
個人的に動物病院に特化したサイト制作などを行っているが、地域の動物病院はたいてい
「地元密着」
「かかりつけ」
を掲げており、こまめな情報の更新をするのであれば、地元顧客、常連客向けにPWA化を図るのはかなり有効な手段だろう。常連はサイトを見る必要がなく、スマホからかかりつけ病院のアイコンを一発クリックすればいいのだから。
学校などもそうだ。親が子供の学校の情報を閲覧するためだけのアプリ。
ユーザー視点から言わせると、わざわざスタート画面にアイコン表示させてまで使いたいサイトというのは、かなり限定的なものに限られるから、なんでもかんでもアプリ化しても無駄だ。
実験的に導入してみた自分も、まだ早かったかな、だってそんなに情報が豊富とはいえないもん・・・
という気持ちになった。
さらっと書いたが
こまめな情報の更新
アプリ化するに値する価値、理由
がないと意味はないだろう。
しかし将来的には強力な機能だと久々に感動した。
それでも、効果が出るかは未知数だ。